食品機械用(食品グレード)潤滑油とは?人体への影響や重要性や求められる品質を徹底解説
我々が日々口にする食品の多くは、工場や店舗内での機械工程を経て製造されています。この際に使用する「食品機械用潤滑油」。実はこの「潤滑油」の品質が、食の安心・安全性に大きく関わっています。この記事では、食品機械用潤滑油とは何か、そしてその重要性について解説します。
食品機械用潤滑油とは
食品機械用潤滑油とは、食品の加工や製造する機械に使用される「潤滑油」。機械が「円滑、かつ効率的に動くため」に必要で、メンテナンスと製造効率の双方において重要になってきます。
食品機械用潤滑油の重要性
結論から先に言えば、食の安全性は、「食品機械用潤滑油の品質」に大きな影響をうけます。そのため、食品の安全性を高めるために、様々な食品機械に使用されている「潤滑油」にも安全性を求める要望が世界中で高まっています。すでに海外では、取引契約時に「安全な潤滑油の使用は必須条件」という企業が多数。日本国内においてもこの認識や流れが広がっています。
まず、そもそも「食品機械用潤滑油の品質」によって、人体にはどのような影響があるのでしょうか?その具体的な危害は、「発ガン性」。言い換えると、使用している潤滑油によっては、一般消費者が「発ガン性物質を食べる」ことにつながります。
このような事態を避けるために、食品業界では製品の安全性について、「食品機械用潤滑油」の見直しが進められています。その中で、もっとも安心・安全な食品機械用潤滑油は、世界基準で明確に規格化された「NSF H1」。「NSF H1」は、消費者の口に入ってしまっても問題のない潤滑油で、FSSC22000やISO22000、HACCPなどの食の安全性を守る規格でも強く推奨されています。欧米などでは、このような「食品機械用潤滑油の安全性問題」の解決に向けての取り組みが早くから進められてきました。しかし、日本では普及が遅れているのが現状です。
▼NSF H1潤滑油ついてコチラの動画で詳しく解説しました。
食品機械用潤滑油に対するユーザーの要求
食品に触れたり、混入した際に「人体への危険性」のある一般的な潤滑油ではなく、「NSF H1」のように安心・安全な食品機械用潤滑油が望ましいことはいうまでもないでしょう。しかし、「値段」「長持ち」「潤滑性能」などの観点から、ユーザーは、より高い潤滑性能をもち、長寿命である潤滑油を求めます。つまり、「一般の潤滑油よりも高い性能の食品機械用潤滑油」でなければユーザーのニーズに応えることはできません。これらを実現しているのが、弊社JAX JAPANです。
▼NSFについて分かりやすく知りたい方はこちらの動画もご覧ください。
JAX JAPANの実績
JAXとは、1955年に創業された米ウィスコンシン州ミルウォーキー郊外に本拠地とする特殊潤滑油専業メーカー。食品機械用潤滑油のパイオニアとして優れた実績を持つ米トップブランドです。世界で初めて「消費者の口に入ってしまっても問題のない潤滑油」の技術開発に成功。現在食品機械用潤滑油全米トップシェアを誇り、世界24ヶ国の食品業界で使用されています。
実績①:食品機械業界ナンバーワンの歴史と研究開発力と技術力
1955年以来、60年以上の間、食品機械を中心に全社を挙げて潤滑油の研究と開発に尽力。1962年に初めて「偶発的食品接触」潤滑剤として米農務省より認定を受け、「NSF H1」の規格を通した会社でもあります。JAXの潤滑油はFDA(アメリカ食品医薬品局)に規定された原料のみを使用して製造されており、極めて安全性の高い製品です。また、他社の潤滑油と比較して「高い潤滑性・耐摩耗性・酸化安定性」を実現。様々な製造工程での問題を解決し、ユーザーの声を基に研究と開発が重ねられており、進化し続けている業界ナンバーワンの潤滑油専業メーカーです。
実績②:世界的トップシェアブランド
コカ・コーラ、ペプシ、リプトン、ニッシン、デルモンテなどの世界的な食品メーカーだけでなく、世界の食肉ナンバーワンブランドであるタイソンなど、アメリカやヨーロッパを中心に、国内外の多数の企業への納品実績を有しています。その実績は、飲料業界、食肉業界、パン業界など、実に幅広い食品業界。2014年には、マクドナルド本国の指定潤滑油として「JAXを使わなければならない」ことが世界共通のルールとして定められています。つまり、世界中のマクドナルド関係の工場では、JAXが使われています。
▼JAX JAPANの納入実績について、コチラの動画でも詳しく解説しました。
実績③:メンテ時間と維持コスト削減、製造効率の向上
たとえば、日本でもっとも売れているJAXの「パイロコートシリーズ」。この製品は、オーブンや乾燥ラインといった高温環境下のチェーン向け潤滑油です。他社製品と比較して、その耐熱性能は圧倒的で、揮発を防ぎ使用量の増加を防ぎます。また、スラッジと呼ばれる黒い焦げ付きやチェーン、ベアリングの動作不良やノッキングを防ぎます。
このように、熱に強いものや、水がかかる環境下に適した「プルファーチェーンオイル」、分子レベルでしっかり接触面を保護する「万能グリース」など、必要な用途に応じた潤滑油を利用することで、以下の3つが実現します。
1. 機械のメンテナンス時間の削減
2. 維持コストの削減
3. 製造効率の向上
上記の画像のように、スラッジが自浄作用で綺麗になります。スラッジが綺麗になるH1潤滑油のサンプルを使用してみませんか?今なら無料でプレゼント中です。詳しくはお問い合わせページをご覧ください。
まとめ
今回の記事では、食品業界の安全性を守る「食品機械用潤滑油の重要性」と弊社の実績について紹介させていただきました。本記事でご紹介したNSF H1チェーンオイルは無料サンプルをお試しいただけます。
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