油には様々な種類があり、それぞれの用途に応じて使い分けをされています。
たとえば、「安全性」と「潤滑性」といった部分から見ると、もっとも安全度が高いのは植物油です。これは食べても問題ありませんが、潤滑性能が低いため、機械の潤滑油としては向きません。植物油とは逆に、潤滑性能が高いのは工業用潤滑油。しかし、こちらは主には石油で出来ていますので安全性が低く、食品工業用潤滑油には向きません。
現在、世界的に標準となっている食品機械潤滑剤は「NSF H1規格」のものです。しかし、従来のH1油は安全性こそ高いものの、潤滑性能はよくありませんでした。価格も高く、200度から300度ほどあるオーブンの過酷な高温環境では一瞬で蒸発してしまったり、焦げ付きを起こしてチェーン自体が動かなくなることもあり、日本では敬遠されがちでした。
それに対し、「JAX Pyro-Kote FG220」は潤滑性能が非常に高いのが特徴です。H1では焦げ付いてしまう高熱環境でも「JAX Pyro-Kote FG220」はスラッジレス。いっさい焦げ付きません!摩擦や酸化による機械の劣化を軽減し、機械の寿命を飛躍的に伸ばす100%合成油です。